活動報告

やさしいDX推進協議会の
活動報告をご紹介します。

DX白書2023 ななめ読み

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目立った活動はしていない当会ですが、隔週1回の定例会は地道に続けています。

先日、第63回の定例会では、今年2月にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)より公開されました『DX白書2023』について、意見交換を行いました。

本編は366ページもあり簡単に読み通せるものでもないので、サマリー版をななめ読みした程度です。それでもメンバーそれぞれに着眼点が違っていたり、逆に似たような感想を持っていたりと、短時間でも有意義な意見交換が出来たかなと思います。

白書では、全編を通じて日米の企業に対する各種アンケート結果の比較が掲載されています。その為か、日米の差に関する意見や感想が多くでました。

例えば、

・アメリカの知人には、1998年頃から既にリモートワークしている人もいた。国土が広いから?

・DX人材の評価についても、アメリカの方がしっかり評価する態勢が整っているみたい。それが人材の育成や獲得しやすさにもつながっているのかな?

・日本の現状では、積極的に取り組んでいる企業でも、まだまだトランスフォーメーション(変革)の段階までは至っていない実感がある。

・日本の方がアメリカよりも、手作業や手仕事の価値を重んじるような気がする。そういったことも影響している?

・アメリカだと、巨大企業の一部には、リモートワーク推奨を止めてあえてオフィスに人を集めているところもあるとのこと。アンケート結果にもそれが表れている?

・アメリカだと、何でも数値で表せる指標を用いて状況把握しようとするけど、日本だと空気や雰囲気で何となく判断、という感じになりがちな気がする。そのため予定調和になりがちで“変革”につながりにくい面もあるかもしれない?

まとめ

単純に比較だけを見ていると、アメリカが進んでいて日本が遅れている、という感じになりがちですが、必ずしも同じ方向に進むわけではないと考えると、“遅れ”というより“違い”なのかなという意見もありました。

とはいえ日本においては、まだまだITやデジタルの活用余地は沢山残っていそうだよね、我々の活躍する余地も沢山ありそうだね!

という前向きな結論で意見交換は終わったのでした。

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