コラム

小さな会社の経営者様にむけて
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そんなお話をご紹介します。

他者と差別化するための出版

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初めまして。今回のコラムを担当する、株式会社ラブサバイバー代表取締役の斎藤 和明(さいとう かずあき)です。

新規事業を始めた当初は、お客様の信用を得るには時間がかかります。 なぜなら「その商品やサービスがどれくらい良いものなのか、役に立つのか」を評価する材料がないからです。

今回は、見込み顧客からの信頼を大幅に上げる「商業出版」について、私自身が出版した経験をもとにお話します。

自己紹介

1984年埼玉県坂戸市生まれ。浦和大学卒業後、IT企業に就職するが、心療内科でうつ病と診断され休職・転職することに。「現状を変えたい」との思いから、お笑い養成所「ワタナベコメディスクール」に入学(第16期卒業)。会社員として勤めながら、お笑い芸人としてライブ出演等を行っていたが、結婚、妻の出産を機にお笑い芸人活動を引退。

転職を重ねるごとに100万、200万と年収アップに成功し、2017年には、茨城県を中心に活動する人材派遣会社へ就職。約1,100名の会社で、IT部門の立ち上げに当初から関わる。歴代最速および最年少でIT部門のマネージャーに就任。社内で唯一のIT研修講師に抜擢され、自社および他社の新入社員研修を行いつつ、人事および営業も兼任。トップセールスとなる。

2019年、フリーエンジニアとして独立した後、株式会社ラブサバイバーを設立。システム開発、IT技術研修を主な事業とする。現在は、IT業界からうつをなくすことを掲げて、日夜講演活動を行っている。趣味は読書、経営者モーニングセミナー。

近著『フリーエンジニアで成功するためにやるべき54のこと』(秀和システム)

4つの出版方法

出版方法には、以下の4種類があります。

1)自費出版

出版にかかる費用を全て「著者自身」が負担します。平均300万円程の資金が必要です。

2)商業出版

出版にかかる費用を、全て「出版社」が負担します。そのため、売れる見込みのある書籍をつくる必要があります。

3)共同出版

出版にかかる費用を、著者と出版社でともに負担します。

4)電子出版

個人でデジタルデータにて出版します。他の方法に比べて出版費用は格安ですみます。Amazon Kindleが有名です。

これら4つのうち、今回のテーマは「商業出版」です。

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商業出版のメリット

最大のメリットは、「社会的信頼度の向上」です。海のものとも山のものともつかない商品・サービスでは、お客様からの信用は得られません。

著書が全国の書店に並ぶことで、社会から一定の承認を得られていることをアピールできます。そのため、お客様も安心して商品を購入できるようになり、成約率は格段にアップします。

私の場合、本を出版する前は会社員を辞めて独立したばかりでした。当然知名度もなく、ホームページなどから問い合わせもありませんでしたが、出版後は変わりました。

大手企業の元役員から仕事の依頼があり、有名な学生就職支援サイト「マイナビ 学生の窓口」など数多くのメディアから執筆依頼がきました。全く無名の起業家であっても、商業出版することで専門家としてのポジションを得ることができたのです。

商業出版には、他にも以下のようなメリットがあります。

・自社および自分自身のブランディングにつながる

・周りの人の見る目が変わる

・本が売れれば印税が入る

・自分が営業しなくても、本が営業マンの代わりになる

・親孝行になる

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出版は親孝行

意外なメリットかもしれませんが、商業出版すると両親は喜びます。我が子の本が書店に並んでいるだけで、誇りに思ってくれるのです。

私の場合も母から「良かったね、おめでとう」と喜んで連絡をくれました。母が書店で複数冊買ってくれたことは、私自身も嬉しかったです。出版はビジネスの拡大だけでなく、親孝行にも役立ちます。

まとめ

新規事業はもちろん、既存事業の拡大を図るときにも、商業出版は強力なツールとなります。まだ知名度が高くない企業ほどメリットは大きいので、ぜひ検討してみてください。

どうしたら「商業出版」できるのかについては、次回以降の記事をお楽しみに!

この記事を書いた人

この記事を書いた人

斎藤 和明

IT研修講師・ノープログラミングスクール主宰

神奈川県倫理法人会 後継者倫理塾・第四期生

株式会社ラブサバイバー代表取締役

うつ病体験を経て、IT業界から「うつ」をなくすことを掲げ日夜活動中

https://love-survivor.com/


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